となりのトトロ

先日、テレビで久しぶりに宮崎駿監督のアニメ「となりのトトロ」を観た。もう何度となく観ているが、その時その時で考え方も違う。亡き女房とみた時、子供達とみた時、孫達とみた時、それぞれ違う。

トトロでまず第一に思い出すのは私の孫娘のララである。皆で集まった時は必ずマイクの前で歌っていた。それもトトロの曲の時だけ大きな声で歌っていたのが頭をよぎる。また、登場キャラクターが孫娘姉妹に似ているのも印象深い。メイが3女のモモにサツキは長女ナナによく似ている。

この映画は、トトロはもちろん、ネコバスやマックロクロスケ…と数え上げればキリがないが、本当に大人が見ても夢いっぱいの楽しさを想像させてくれる。我々大人は忙しさにかこつけて見失うものが多い中、あらためて、「他人の協力」、「思いやり」、「生命の尊さ」を教えてくれる作品であると感じた。幼い子供の生命を大人の勝手でうばったり、放置したり…。現代はどうかしている。この様な作品を親子、身内で一緒に楽しく見る時間的な余裕が必要ではないだろうか。
子供の成長を見守るのは大人の責任である。未来ある子供たちのためにも、すくすくと健やかに成長できる環境づくりにさらに取り組んでいこうと思った。