吾輩は田舎者である

吾輩は田舎者である。
17歳で船に乗り、30歳で船を降り、山口県の長門市という人口3万人弱の所で商売を始めた。何の目的があるわけでなく、ただ自分で独立したかった。あれから35年が過ぎ、67歳の誕生日も迎えた。

今関東の埼玉にいるが、今までの人生で電車通勤は初めてである。5分おきに電車が来るが全て満員である。どこにこれだけの人がいるのかと驚かされるが、さもあらん、日本の人口の3人に1人はこの近くにいるのだから、山口では考えられない人達だ。おそらく美祢線の1年分が1回の電車に乗っているのではないだろうか。そんな話を先日出張して来ていた我が社の美祢出身の中村君にしたばかりである。

行き交う人とは環境もすべて違いそれぞれの生活があるのだが、幸せに過ごしてもらいたいものだ。
なに、いらんこと言うな?さもあらん。吾輩は田舎者である。