以前から全国の自治体に「災害時避難場所での空調問題」について提案してきた。
しかし、今回の地震は今までと格段の差がある被害である。
またこのような災害が、寒い時期または暑い時期の場合なおさら大変な事態となる。
エアコンは電力消費が多いので使えない…または電源がないという際に、自然エネルギーを上手に利用できる我々の地中熱利用換気システムは活躍できる。
例えば、体育館に5セット設置したとして、1kwもあれば事足りる。また、電源がなくとも非常用の発電機で対応できる。我々のシステムは冬は比較的暖かい地中熱と発生熱をうまく床下の石に蓄熱させ、明け方の冷え込みを緩和する。一方、夏は夜間の冷気を蓄冷することができる。エアコンほど威力はないが、充分に寒さ・暑さはしのげる換気システムである。それと同時に室内の空気浄化も加味される。商売気を出すわけではないが、全国の自治体に義務付ければ、災害時等のいろんなケースでお手伝いができるはずである。
とにかく、一人でも多くの人が健康でいられるように遠い山口より願う今日この頃である。