一級建築士合格

我社のトップデザイナーのY君。実力は特級以上だが、どうしても一級建築士の免許が取れなかった。おそらく今までは合格すれすれだったのだと思う。そのY君より私のいる越谷レイクタウンのGEO関東本部に「合格した」との電話があった。本人もさぞ安心したことだろう。おめでとう!

私も免許はいろいろ持っている。要領の良さで案外簡単に難しい試験に合格している。
Y君は責任感が強く、合格するには満点でなければ免許を受けるのに申し訳ないと思うようなパーフェクト人間である。そんな人間の合格だからかなりの高得点の合格と思われる。

今日は全国的に真冬日となり、寒い一日である。晴れて祝ってやりたいが、この冬一番の寒さもまた、冬将軍からのお祝いのメッセージだと思っている。ものは考え様である。
Y君、これからは本当の意味の君の実力を図面に描いて設計の軸となって、お客様に満足と夢と幸せを与えて下さい。頼りにしてまっせ!!まずはおめでとう!

別れ

別れとは突然にやってくるものだ。

ジオパワーシステム越谷レイクタウン体感館(埼玉県)のオープンで同館に来ていた際、妹のイツ子から電話があり、さぁちゃんねえちゃんが亡くなった…とのこと。

さぁちゃんねぇちゃんとは、我が橋本家にはなじみが深く、私がまだ小さい頃は我が家は貧乏だったため、いろいろと買ってもらっていた。6人兄妹の中では自分とイツ子の2人が特に世話になった。

大人になってもいろいろと助けてもらったものだ。

私は30歳で独立して船舶の修理業を始めたが、最初は仕事が思うようになかった。ある人に「旋盤が使えれば仕事はいくらでもある」と言われたが私には旋盤がなかった。ちょうどその時、50万円の中古で掘り出しものの旋盤があった。金が無くて困っていた時に、さぁちゃんねぇちゃんに相談したら半年の期限付きで借りることができ、旋盤を購入することができた。
しかし、旋盤を設置後、仕事をもらいに行ったが、半年のうちに仕事はとうとうこなかった。この50万円を返すのに、今は亡き女房と金策に走りまわったことが昨日の様に思い出される。

先日も、スーパーマーケットで買い物中に久しぶりに会った時は「フサちゃん(妻)をなくしてさみしぃねぇ~」「一人で買い物もさみしぃねぇ~」と親身になり話してくれた。「車で送ろうか」と言うと、「リハビリのため、近くだから歩いて帰るからいいよ、あんたも気をつけてね」と別れたばかりだった。子どもたちのために働き、生きた昭和の母親である。

さぁちゃんねぇちゃん…葬式には行けず、ごめんなさい…。
安らかに旅立って、あなたが大好きな家族を見守ってやってください。
さようなら。

修学旅行

船乗りは入港日前日は修学旅行前日の子どもの様に楽しいものだと話したが、この「修学旅行」に関連した出来事が最近あったので紹介したい。

先日、会社に出社すると私の机の上に袋が置いてあった。

中を開けると、手紙と広島名産のもみじ饅頭が3個入っていた。長男(社長)の娘で孫の七重(ななえ)からのプレゼントだった。「じぃちゃん、修学旅行に広島・宮島に行ってきました。お土産にもみじ饅頭3種類、一個ずつだけと食べてください。また遊びに行きます」とのこと。

七重からの手紙

なるほど、もう小学六年生か…(ということは「もうすぐ中学生」…コメディアンにそんな名前がいたな)月日の経つのは早いものである。また文章もしっかりして字も上手になっていた。

夜にさっそく、お礼の電話をすると、「じぃちゃん、少なかったけどおいしかったでしょう?」と孫娘。私は「どれだけお金をかけて食べたものより、このもみじ饅頭はおいしかったよ」と伝えたがまさにその通り。

送る側と受ける側の心の持ち方でそれは「最高の贈り物」になる。

家造りも心を込めて作れば、必ず幸せをプレゼントできる…との思いで今後も頑張りたいものである。
一同、起立! …礼! すべてに感謝。

未だ見ぬデコポンさんへ

我が家で採れたデコポン。私の欲から「もっと大きくなれ、大きくなれ…」と旬の時季を過ぎたが大きくならず。デコポンよ、申し訳ない…。今はなき女房と二人、共同作業で植えたのを思い出す。

デコポンさん(※1)の記事などを開発の原点を振り返り見ながら、
嬉しくて涙が止まらなかった。

家を建てて幸せになる…。これが私の原点です。
いつもありがとうございます。時季はずれですが、我が家のデコポンを味わってください。

デコポン

GEOパワーシステム開発者 橋本 東光

※1)デコポンさん:GEOパワーシステムをご導入いただいた三重県のお客様。ブログ「デコポンさんちの地熱日記」で地熱の家の住み心地をレポートされています。