水晶が拾える海岸として山口県内では有名なスポットに、娘と一緒に行ってまいりました。山口市佐山の「藤尾山公園」の近くで、秋穂二島に渡るための周防大橋の下付近です。
水晶とは、六角柱の結晶構造をもった石英のこと。通常は無色透明ですが、不純物が混じると色が変化するそうです。
幼少の頃に友達と運動場で石英探しをしていた時期があって、それを最近なぜかふと思い出し、「山口県 水晶」で検索して、いろいろ情報を得たのちに娘を誘って行きました。興味を持ってるのはほとんど私ですね(笑)
現地に着くと、すでに、石探しをされている男性の方が一人おられました。
腰を落としながら探しまわっているとすぐに、半透明になるかならないかぐらいの微妙な白っぽい石(結局半透明までいかないような微妙な感じの石)がちょくちょく見え隠れして、「これはすぐに水晶見つかるかも!」という気分になります。
ただし、六角柱の形をした水晶は歩きながら上から眺めているだけではまったく出てきません。姿勢を低くして、石をめくったりしないと確率は低いと思われます。
で、開始10分ぐらいで見つけたのがコレです!
普通の石の中に隠れていました!ちゃんと六角柱の形をした半透明の水晶が一部見え隠れしています。この石の中には他にも小さい石英がゴロゴロと中につまっている感じです。
「おぉー!これは、期待できる」と思った私とは対称的に、最初はやる気に満ち溢れていた娘は、見つけられないのですぐに飽きてしまいました。(笑)
違う場所に行きたがる娘を「もうちょい待って」となだめながら、頑張ることもう10分。
ありました!
長さ約2センチぐらいで小さく後部は欠けていますが、はっきりと六角柱の結晶でうっすらと半透明なのもポイントですね。光を当てるといい感じです。
「まんじゅう山」や「水晶山」などと呼ばれる藤尾山。
昔は鉱山(吉南鉱山)で、水晶はたくさん採れていたそうです。
現在は、山頂とふもとに藤尾山公園が整備されています。
ふもとの公園には、大きな海賊船をモチーフにしたような遊具などがあります。
一方、山頂側の公園には長くて山口湾が見渡せる絶景のローラーすべり台も設置されているので、小さいお子さんと一緒に遊ぶには良いスポットだと思います。
尚、この海岸での水晶の持ち帰りについてですが、念のために山口市の職員さんにOKかどうか質問したところ、このエリアは山口県の管轄のようで「県に確認しましたが、常識の範囲内で持ち帰る分にはOK」だそうで、乱獲とかせずに、数個程度のわずかな量であれば問題ないとのことでした。尚、海岸なので、周囲の水面や岩場等に十分注意し、ケガなどしないように気を付けましょうと連絡を受けました。今回、私も娘も両手に軍手をして水晶探しをしましたが、やはり軍手か手袋はケガしないためには必要かなと思います。
暖かくなってきたので、ゴールデンウィークなどの休みの日に行かれてみてはどうでしょうか?
お子様連れ以外の方でも、水晶探しや石拾いは童心に帰れますので、おすすめですよ♪