寿司のワサビ

ワサビのきいた寿司を食べて、ふと昔のことを思い出した。

わさびのきいた寿司

私がまだ船乗りだった頃、第5幡州丸という4000トン弱の船でマグロの操業に大西洋のカナリア諸島のラスパルマスという港を中心として行動していた頃の話である。連日、自分の腕を自慢してマグロのトロで寿司を握っていた。

この頃、高知県の土佐清水市の田川という操機手がおられ、ある日、私のにぎる寿司にケチをつけた。
曰く、「東光のにぎる鮨は旨いが、ワサビが少ない!」と。
私は負けずぎらいの性分なので、親指大ほどのワサビを入れた寿司を握って食べさせた。

これを口に入れた田川さん、口の中でワサビがきいて何を言わず1分位経っただろうか…。
涙をポロポロ出しながら、「うーーん。うまい!」と負けん気を出しながらほめてくれた。
同じく負けず嫌いであるこの男のせめてもの抵抗であった。

田川さん、あの時は大変失礼しました。
いろいろと教えてもらっていたのに…。
酒と話の好きないい先輩であった。
お元気ですか?もうかれこれ80才位になっておられることでしょう。

季節はずれの桜の花

つい先日、ジオパワーシステム山口本部の社内を歩いていると、この時期には珍しい桜の花が咲いていた。3輪の花だったがふと足を止めた。

遅咲き?早咲き?桜の花

近頃は異常気象のためか全国的に生態系も狂っている。
ふと考えてみた。これは「早咲き」なのか「遅咲き」なのか…。
4月を境に見ると「遅咲き」であり、桜から見ると「早咲き」となる。どちらかな…と、ない頭で考えるがわからない…。皆さんはどう思われますか?
何?どうでもいい??そうであろう…。
しかし、ものは考えようである。

ジオパワーシステムから吹きだす風で真夏に室温を29度~30度に保てたとすると、「暑い」と思う人と「自然エネルギーでこれだけ出きればすばらしい」と思う人、それぞれだと思う。弁解する訳ではないが、前向きにとらえる人はすべてがいい方向に向かい、後ろ向きだとすべてが後ろ向きになるであろう。
事実は1つだが、考え方により人生が変わる。

おっと、桜を忘れていた…。
見つけた桜は自室に飾っている。自然を壊して悪いことをしたかな…?
行動を起こした後は悔やまない、悔やまない…。
この桜を見て心和やかになろう。考え方を前向きに持って。

GEOパワーシステム四日市研修会に参加して

昨日、三重県四日市でジオパワーシステム会研修会を開催した。

四日市港ポートビル

(写真=会場となった四日市港ポートビル)

この中で、システムをご導入いただいたお施主様に住まい心地などをご発表いただいた。
このお施主様とは、以前、このブログでもご紹介させていただいたデコポンさん(※1)である。子供さんも連れてこられており、私は子守りをあまりしたことがないため、子供さんを抱かせてもらうとごきげんナナメ…。

デコポンさんの子供さんと私

だが、息子(社長)がダッコしたらハイになっていた。さすが5児のパパである。私ときたら、息子たちとの同居話もあったのだが、我を張って広い家に頑固ジジイの一人暮らしである。

デコポンさん、研修会での発表、本当にありがとうございました。また、この日は万全の体調でなくて申し訳ありませんでした。GEOの家に住まれての幸せそうなご家族を目の当たりにすると、本当に開発冥利につきます。これからも老体?にムチを打って研究・開発に力を注いでいきます。一番の夢であるノーベル平和賞受賞に向けて…。

研修会に出席していただいたすべての方々、当日は本当にありがとうございました!

※1)デコポンさん:GEOパワーシステムをご導入いただいた三重県のお客様。ブログ「デコポンさんちの地熱日記」で地熱の家の住み心地をレポートされています。

吾輩は田舎者である

吾輩は田舎者である。
17歳で船に乗り、30歳で船を降り、山口県の長門市という人口3万人弱の所で商売を始めた。何の目的があるわけでなく、ただ自分で独立したかった。あれから35年が過ぎ、67歳の誕生日も迎えた。

今関東の埼玉にいるが、今までの人生で電車通勤は初めてである。5分おきに電車が来るが全て満員である。どこにこれだけの人がいるのかと驚かされるが、さもあらん、日本の人口の3人に1人はこの近くにいるのだから、山口では考えられない人達だ。おそらく美祢線の1年分が1回の電車に乗っているのではないだろうか。そんな話を先日出張して来ていた我が社の美祢出身の中村君にしたばかりである。

行き交う人とは環境もすべて違いそれぞれの生活があるのだが、幸せに過ごしてもらいたいものだ。
なに、いらんこと言うな?さもあらん。吾輩は田舎者である。

越谷レイクタウン

今月はジオパワーシステム「越谷レイクタウン体感館」(関東本部)で過ごしている。「街区まるごとCO2削減事業」(環境省)に採択された埼玉県越谷市「越谷レイクタウン」内にある。

越谷レイクタウン

(写真=越谷レイクタウン調整池付近にて)

ここは山口と比べれば都会であるが、都心から少し離れた地域なので高層ビルは少なく、せいぜい5~8階建てぐらいである。私は越谷レイクタウンの隣の駅の「吉川」という所のマンションから通っている。7階建てマンションの6階で、周りに高層の建物がないので、遠くは富士山、東京タワー、そして現在建築中の電波塔「東京スカイツリー」などが一望できる。またマンションのすぐ前には、プロレスラー、佐々木健介の「健介ハウス」がある。北斗晶と名コンビのあのレスラーである。近くには天然の温泉もあり、リフレッシュするにはちょうどいい。

この間に、いいアイデアを生んで、自然エネルギーのバージョンアップを考えたいものである。ノーベル平和賞をもらうための普及活動を含めて「夢は大きく、志は高く」で頑張っている今日この頃である。

森を見て木を見る

近年の医療の発展はすごいものである。このままいけば我々60代が90歳~100歳になる頃には病気で無くなる人は極力少なくなり、その分、寝たきりの人が増え、病院にしろ、家庭にしろ、老後の面倒を見るのが大変になるだろう。自分は自分で自立して誰にも迷惑をかけず、ズバーと棺桶に入りたいものである。

思うに、現代医療は体の一部のみ診察・治療する専門医が多いようである。体は船のエンジンと同様にすべてが関連していると思う。船の場合はメインエンジンを動かすのに補機、ポンプ類など多くの機械が正常でなければ故障の原因となっていた。人間の体も例えば、頭がいたいのは脳なのか、歯なのか、目なのか、あるいは内臓なのか、船と同じで総合的に原因を追究することが必要だろう。

総合診療はもうからないらしいが、部分治療でなくその原因を追究することが重要で、木を見て森を見るか、森を見て木を見るかの違いではないだろうか。それこそが将来の医療のあり方ではないだろうか。素人が何をぬかすと怒られそうであるが…。

ハンカチ

暑さも随分やわらいだが、今年の夏は大変だった。
ついポケットに手がいき、ハンカチを探し汗をぬぐったものだ。ハンカチはその人その人のトレードマークでもある。

青いハンカチ

昔、ソ連の鮭鱒監視船で釧路を基地にオホーツク海を航海していた際、釧路に入港時、石原裕次郎の「赤いハンカチ」が上映されていた。若かりし頃、カッコをつけていた時代である。
水産高校時代は「水高の裕次郎」と呼ばれていた。(自分でいうのもなんだが)カッコ良かったのである。いろいろなハンカチをもっていたし、女の子の気をひくためにわざとハンカチを落としてひろってもらったこともあった。

このブログを書きながら暑いのでハンカチで汗をぬぐったら、このハンカチ、孫からもらった「赤いハンカチ」ではなく、「青いハンカチ」であった。気づかいの出来る2女からのプレゼントである。ずっと大切に使おうと思っている。社会の雑念の汗を取り、ジオパワーシステムの作り出す「風」のようにさわやかな気分で過ごせるように。“ファイト!”

運動会

天高く馬肥ゆる秋…
運動会のシーズンである。

先日、孫達の運動会のため山口市に出向いた。小学1年生の3女が代表で挨拶をするとのこと。間にあうようにと出向いたが間にあわず…。
後でその時の緊張具合を聞いたが、当の本人は「ぜんぜん!」と全く気にもしていない様子だった。
私がまだ小さい頃は、一等になりたいためスタート時は緊張していたのものである。時代の違いなのか、本人の器の問題か…。孫は女の子だが大物の片りんをうかがわせていた。

そういえば昔、近所の豆腐屋で母が「ゴ」と言う大豆のしぼり汁(豆乳)を買ってきて「足が速くなるから」といって飲まされていた。気のもちようで、早く走れたものである。60年位前だっただろうか…。今でもはっきりとその時の状況を覚えている。

孫達が50年~60年経って、今のことを覚えているだろうか?
ほのぼのとした思い出は忘れないでほしい。いつまでも…。

仕事の効率

仕事の進め方にはその人その人、あるいはその業種によっていろいろある。こつこつと一つずつ積み重ねていく人もあれば、一気に完成まで昇りつめる人もあろう。小生は昔からこつこつではなく、締め切りが近付くと一気にテンションが上がり、仕事への意欲が高まり、完成度が増すタイプである。

小生がまだ船乗りの頃は船の整備に関しては必ず一発請負を申し出ていた。つまり3人で一週間かかる船倉の掃除などは上司と掛け合い、3人で3日で作業を完全に終了するのであとの3日のうちの2日は休ませてもらっていた。
また、小生は意地が悪かったので、他の人が仕事をしているところへわざと普段着に着替えて出向き、「俺は今から遊びに行く。皆は作業を頑張ってくれ」と言っては他人から嫌われていた。

小生とすれば、仕事は完成しているので内容はどうであれ会社としての目的は達成できているので何の問題もないとの当時の見解であった。今でも変わらず、要は、仕事については「時間」より「中身」が大事である。発明や創意工夫は、私に言わせれば、いかに楽をするかだと思っている。

皆さん、効率よく仕事をしましょうよ。要領男からの提案でした…。

日本丸の船長

今は日本の将来を決めるであろう民主党代表選挙の真っ最中である。どちらになっても我々にとっては要するに日本丸の船長としてのしっかりした舵取りを願いたいものである。お互いには一長一短あるが、あまり小さいこと、すなわち重箱の底をつつきあっても仕方のないことである。

我々とすれば、自然エネルギーを国内及び海外に普及させ、環境面、特に省エネ部門での世界のリーダーシップを発揮してもらいたい。その材料としてはジオパワーシステムは充分であるし、世界が認めている政府奨励温度、すなわち、「夏は28℃、冬は18℃」を国が定めれば、エネルギー問題は解決できるはずである。
電気はあまっているはずです。なぜなら、夜間の電力使用を各電力会社は進めているし、割安でもある。最大の増加の民生部門、その中で家庭、業務に分かれるが、ジオパワーシステムはピークのエネルギー消費を削減するシステムなので、発電発電と騒がなくても国が制度を変えるだけで、1990年比の25%削減は民生部門においては可能である。

総理大臣、
やる気でやりましょう!!